幹細胞培養液を併用した美容鍼
2023/04/22
ヒト臍帯幹細胞培養液 を併用した美容鍼を始めました。
*クリニックや病院で、点滴や注射に使用されている製品を用います
○ヒト臍帯幹細胞培養液とは?
幹細胞は人体組織のさまざまな細胞を作り出す能力と、自己と同じ機能を持つ細胞に分裂する能力があります。
幹細胞を培養する際、何百種類の生理活性物質が培養液中に放出されます。そこから細胞や不純物を取り除き、生理活性物質が豊富に含まれる培養液を美容鍼と組み合わせて施術します。
特に臍帯由来の培養液には脂肪由来・骨髄由来のものより多くの活性物質が含まれます。
○ヒト臍帯幹細胞培養液中に含まれるサイトカインや成長因子の一部
・EGF 上皮成長因子(Epidermal Growth Factor)
細胞の成長を促す。皮膚の再生。
・VEGF 血管内皮細胞成長因子(vascular endothelial growth factor)
血管の新生を促す。毛細血管の活性化、発達。
・IGF-1 インスリン様成長因子1(Insulin-like growth factor 1)
成長促進作用、インスリン様作用、細胞の増殖、分化の促進など多様な作用を有する。
皮膚の再生、弾力。
・FGF2 線維芽細胞成長因子2(basic fibroblast growth factor 2)
細胞増殖因子、血管新生因子、神経栄養因子 として幅広い機能を有する。
皮膚の再生。
・IL-8 インターロイキン-8 (Interleukin-8)
白血球遊走や血管新生に関与。抗炎症作用に起因する創傷治癒。
・M-CSF マクロファージコロニー刺激因子(macrophage colony-stimulating factor)
造血成長因子。細胞の増殖、分化、活性化に関与。
○施術の流れ
1 施術部位( 1箇所:五百円玉程度 )の皮膚消毒をします。
2 施術部位に鍼を多数打ちます。もしくは、ダーマローラーを使用した施術を行います。
3 鍼を抜いたあと、幹細胞培養液上清を塗布します。
4 浸透を待って終了です。
○ご承知おきいただきたいこと
- 顔は、鍼による内出血を起こしやすい場所です。特に目の周りは内出血を起こしやすいです。
- 内出血が起きた場合でも、その痕は自然に消えていきます。(個人差がありますが1週間~2週間)大抵の場合、ファンデーションで隠せます。
- 狭い場所に多数の刺鍼をしますので、施術の直後は一時的に皮膚が赤くなることがあります。
- 施術を希望する場所のメイクを落とし、ご来院ください。
- 日本赤十字社によると、幹細胞培養液上清の施術後は献血ができなるとのことです。
- 幹細胞培養液上清による施術の効果は大変ゆっくりと、自然に現れます。美容整形のように急激に極端な変化はありません。1週間~1ヶ月、お肌の変化を確認していただければと思います。
Q&A
Q:幹細胞培養液は安全ですか?
A:幹細胞培養液は細胞を培養する際に使用する培養液で、細胞そのものは含まれていません。その細胞や培養液も専門機関で精査されたものを使用します。
Q:どれくらいの頻度で施術を受ければよいですか?
A:2週から1ヶ月に1回程度で継続するのが理想的と言われています。
Q:痛みはありませんか?
A:個人差がありますが、鍼を刺入する際にチクッとした痛みがあります。初めての場合は痛みの確認をしながら施術いたします。
Q:1箇所の施術はどのくらいの範囲ですか?
A:おおよそ五百円玉1個分くらいです。例えば、右目元で一箇所、左目元で一箇所、眉間で一箇所といったカウントになります。